フラットインタビュー vol.8 RAFNIST (F.F.P)宮崎さん、佐藤さん(前編)

VOICE

FLAT STAND管理人の和田(ここでは、「しげを」と呼ばれている)が『たまれ』に出入りするメンバーに話を聞いてまわるシリーズとしては第4弾!!   
たまれ」の303を拠点に活動する時期もあったF.F.P.。今は『RAFNIST』というブランド名になり、府中駅前に店舗を構える3人組。そんな中でも、直接的な絡みも多い2人、宮崎くん、佐藤くんに話を聞きに、店舗まで伺ってきましたーっ「前編」では、F.F.P.がどのように生まれたのかってヒストリーを聞きつつ、なんかそこの中にあるコアな想いとかコアななにかを感じることができたらいいなぁと思います!!毎回1人にターゲットを絞っているんですが、今回は2人なのでちょっとどーなるかは未知数…。

    

(宮: 宮崎くん、佐: 佐藤くん、和:和田)

F.F.P.のはじまりの話

和:いきなりだけど、自己紹介的なのをしてもらってもいいですかね??

宮:FFPの代表をやってます、宮崎です。もともと高卒からサラリーマンやっていて、もうそろそろサラリーマンいいかなーって思って、ゆとりの発想で起業しました。代表やってるのは、よくわからないんですが、流れでやってる感じです。

和:宮崎くんが代表取締役ってことでいいんだよね?

宮:そうです!

佐:FFPの店長って言ったらいいすかね、店舗責任者の佐藤です。同じ感じですね。サラリーマンやる前は服の販売員やってて、サラリーマンやってて、「やっぱ服屋やりてーな」ってなって今になります。

和:で、もう1人、橋口くんの3人組。

佐:そうです。僕とミヤ(宮崎くん)が小1から同級生、僕らと橋口が中1からの同級生、ただの地元の仲間って感じで、20歳以降で毎日とはいかないまでも週2、3とかほぼ毎日飲んでた仲ですね。

和:あ、ほんとに仲良いってことなんだ?

佐:いやぁ、ホントに仲いいっすねー

宮 : 僕と佐藤は、数ある保育園から1クラス40人いる中で自然とすげー仲良くなった4人のうちの1人で、最初のグループでそのまま来ていて、中学校で1回仲悪くなって…。で、20歳の成人式で「草野球チームつくろう!」って盛り上がって。

佐:橋口は野球部も一緒だったんすけど、宮は野球やってなかったんすけど…

宮:野球やってなかったんすけど、橋口から誘われて。で、その草野球チームで10人いた中の3人すね。

和:なるほどなるほど。3人が仲良いってよりも、仲良い草野球仲間がいて…って感じなのかな。

宮:そう、木更津キャッツアイ的な。

佐:みんな、キャッツアイ大好きだしね!

和:で、そんな仲良いグループの中で、この3人で立ち上げようってなったのは誰が言い出しっぺ?

佐: 僕ということになってます!!オレ、あんまり覚えてないんだよね。

宮:えー、覚えてないんだー(笑)

佐:でも今でも思うんですよ。やるんだったら宮崎と橋口とだって。

宮:えー、なんで?なんで?聞かせてー。ふふふ、うれしい!!

佐:なんですかねー。こいつらとならやれそう!!もちろん、みんな大好きなんすけど。この3人ならやれるだろって。大好きじゃないところも含めて、こいつとならやれそう。あと、「こいつはもっとやれるだろ!」って、よりかってるってのもあるんすよねー

和:それって感覚的な感じなのかな。F.F.P.のいろんな媒体の記事をみたり、今日も話を聞いたりもろもろみると、「この3人なら楽しそう!」とか「橋口のつくった服をオレがひろめてやる!」「それぞれのよさが3人いっしょになった方がより強い」とか…

佐:いろんな知り合いがいたんすけど、連絡先知ってる人の中でおしゃれだなって思うのが自分の中で2人だけいて、そのうちの1人が橋口だったんすよね。橋口とは20歳頃から仲良くしていて「服屋やりたいよね」って話はしてたんすよね。実際、うちの服の8−9割は橋口のパターン(服の型)で、それの生地を僕と宮崎でえらんでいるって感じっすね。なので、うちではデザイナーって立ち位置っすねー橋口は。
で、宮崎が当時社長職に興味あって…

宮:そうっすね。経営的なことに興味があって…

佐:ただ、経営とか起業とかに興味なくても誘ってると思います。なぜなら「こいつとやったら楽しそう!」ってのがあるんすよね。今もそうだし。

和:それが今でも続いてるってすごいよね、そのマインドって。

佐:でもそれは終わんないすよねー。だからやっぱりぶつかることはあるんすよね。でも辞めたいって思ったことは一度もないってのは不思議っすねー

 

5期目に入った3人の関係性

それぞれのマインドや立ち位置。それがそもそも感覚的にも近い信頼がベースにある、って感じる3人での会話。きっと2人だと普段は言わないワードもインタビューならでは。店舗にお邪魔しているせいもあり、ちょっと緊張もあってか堅い感じも少し解けてきた空気感なので、もう少し3人の関係性を聞いてみることに。

和:立ち上げて今何年だっけ?

宮:4年っすねー。5期目に入る感じっす。

和:4、5年その感じって多くないよね。

佐:よく話するんすけど、「銀行から借金する」ってことを「おもしれー」って思える人ってなかなかいないじゃないですか。けど、宮崎と橋口だったらおもしろいって思ってくれるだろうって。楽しいって感じでやってます。
僕って保守的なんですけど、この2人は結構攻撃的というか前衛的なんですよね。周りにも自分に近い保守的な感じの人は結構いるんですけど、そこがやっぱり大きいですかね。「オレはこう思うけどどう?」っていうと、オレには出ないアイデアや考えをだしてくれるんすよね。それこそ可動式店舗『jobi』 もクラウドファンディングをたくさんに人に支援してもらったんですけど、あの発想は自分からは出てこないし。

和:それしかできないってことはないでしょ(笑)。ま、それくらい信頼してるってことよね。

佐:自分はホント、店舗で販売することしかできないっすよね。アイデアはでてこないし、平凡で。だから、「もっとお前らなんかあんじゃない?」って思ってるんで、アイデアとか「ちょっと手を抜いてないか?」って思うこともあったり。それくらい信用してるし、そんな2人のアイデアや意見をはじめに聞けるっていう…リリースする前におもしろい話を聞けるっていう特権なんすよね、オレの。もろんそれを揉んでいく作業では、その中で「それを達成するためにはどうすんの?」的なことはもちろん詰めたりしますけどね。(笑)

和:宮崎くん!めっちゃ褒められてるじゃん!!

宮: 知らなかったです、そう思われてるなんて(笑)

佐: そんなことねーだろ!言ってるよ、いつも!

和:宮崎くんから見るとどうみえてる?佐藤くんとかF.F.P.とか、バランスみたいなこと含めて。

宮:なんすかねー。
佐藤は頼もしいすよね。上下は全然ないベースでいうんですけど、どんどんF.F.P.を通じてかわっていってる。成長していってるっていうか。それも自分なりの成長の仕方なんですよ。
しげをさん、FF10(FINAL FANTASY 10)やりました??

和:まだやってない!

宮:笑。10はずっと前のやつです!!20年くらい前のやつです!
キャラクターの成長の仕方を自分で選んでいけるっていうスフィア盤ってシステムがあるんですよ。スフィア盤を自分なりにもってて、自分の得意な方向とか、こっちのスフィア盤いきたいからこれを足していこうってやるんですけど。

佐:それはホントそうで。F.F.P.でホントに変われているって思うし、お金の部分はまだこれからすけど、世の同世代たちと比べて絶対楽しいって言えるし、それをやらせてくれている2人にはホント感謝っすね。だから、自分の短所は伸ばさなくていいや。長所を伸ばしていこうって。「短所は補ってくれ!」って思っている節はあるかもしれないですね。

和:役割分担じゃないだろうけど、バンドでいうとフロントのボーカルて感じなんかな。

佐:そうっすね。いやでも、だいぶ無理矢理に押されてしょうがなくやってる感じですよ。

(一同笑)

和:でも、今、F.F.P.っていうと佐藤くんのキャラがでてきて、シルエットがでてきて…。で、その佐藤くんの成長自体が関わってくれる人もうれしい的な感じになるのかなー。F.F.P.がRAFNISTなっていくプロセスも、ブランドとしていっしょに成長したり、人によっては自分も一緒に育ててるって感覚があったりもするんだろうな、って思う。他にないスタイルで、F.F.P.っぽいことを作っていくんだろうなぁって。

佐:そう見えてるんだったらうれしいっすねー

宮:ねー。
僕ら成長できてるんすかね?どう見えてました??(笑)

和:オレもそんなガッツリ話したことってないじゃん。イベントで関わったり、ちょっと会った時に話したりはあるけど。だからポイントポイントでの関わりにはなるから、その時は「どこ見てんだろうなー」って思うこともあるし、わかんないこともあるよ。でも、きっとそれはオレら(たまれ)もきっとそうで、その時に見えてるとこなんて一部だろうし、そこで知ったとしても2、3年後に関わりはじめたりとかも全然あるし。そんな感じなんじゃねえのかなーって。「今の現在地ってここなのか」ってくらいじゃない??逆に理解ができないってことの方がおもしろいって感覚はあるよねー

宮:なんかうれしいすねー


「前編」はここまで。
人によってはなかなか聞けない話が聞けたりしましたかね??F.F.P.を構成している3人の関係性や、はじまりのヒストリーから現在の「RAFNIST」にももちろんつながっているルーツ的な部分が垣間見えたんじゃないでしょうか。
「後編」では、「たまれ」との出会いがどこだったかも改めて確認しつつ、これからF.F.P.が、「RAFNIST」がどこに向かっていくのか、そんな部分を聞けたらいいなーと思います!

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※「RAFNIST」のアパレルアイテムが気になった方は、府中駅前(というか中)にあるリアル店舗、または、こちらのweb shopをのぞいてみてくださーい!

 

フラットインタビューvol.8 RAFNIST (F.F.P.) 宮崎さん、佐藤さん(前編)
フラットインタビューvol.8 RAFNIST (F.F.P.) 宮崎さん、佐藤さん(後編)

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