「オリジナルブレンドづくり」PJ キックオフ
いよいよ「オリジナルブレンドづくり」へ
オリジナルブレンドをつくるにあたって、「どこで焙煎してもらうのか…」っていうことが私たちの中ではすごく重要になってきます。今までもロースターとしては、ブレンド豆を仕入れさせていただいている中では6箇所のロースターさんの珈琲豆を扱わせていただいてきました。そして、直近ではSocial good roasters さん。管理人 和田が武蔵野台商店がはじまる頃に声かけをし、ドリップバッグの購入からスタートし、珈琲豆の卸販売がスタートするタイミングから取扱いをさせていただけることになり、もう3年くらい経ちますかねー
私たちなりに、「あのロースターさんどうかなー」っていうのはもうずっと気にしていたりしましたし、今回も自分たちで足で探して…ってことも考えたんですが、今までのつながりの中で、私たちのことも理解してくれている珈琲について相談できる方がいたわけです。(ここではFさんとしておきます)
Fさんとは武蔵野台商店の前から話をしたことはありましたが、ガッツリ関わっていただいたのはオープンの研修やオープン後のクオリティコントロールなど、珈琲の取り扱いや味のコントロールについて、また提供するサービスやその姿勢についてなど、ド素人集団の私たちに根気強く、丁寧に、ときに捨てることも含め教えていただきました。今でも特に管理人はその思想や哲学に影響を受け続けているわけです。(あ、そもそもすごい方ですからねー)
また違う一面での関わりも…
こんな企画もやりましたねー
変態バリスタ2名が今では贅沢なこんなこと(町洋食 垣内亭 )も多摩霊園駅でやってくれていたなんて!!もう全集中しても思考も感覚もついていけない、ただ心身ともに感動しきっている…ってすごい体験をさせてもらったり..。そして、月日が経ち、この場で洋食を提供していたバリスタさんもお店を構え、Fさんはフリーランスのバリスタとしてさまざなな方とのコラボイベント、店舗やブランドの立ち上げなどに携わり…そして、この企画に参加していたデザイナーさんともそんな立ち上げ現場でも再開したり…なんか、おもしろい関わりをさせていただき、ありがたいことにご縁が継続していたわけです。
だったら、「 Fさんに相談するのがいいんじゃないか」って急にストンと落ちたわけです。
珈琲の専門家であることはもちろん、職人としても、「フラットスタンド」の顔になるブレンドをつくるそのプロセス自体に関わってもらおうと。そう思ったらすぐに連絡。そしたらありがたいことに「是非!」って話になりました!!いえーい!!
どんなブレンドを欲しているのか…
まずはメールでのやりとりや方向性の中で、改めて数箇所のロースターさんをご紹介してもらうことに。そして、いくつかブレンドを購入させてもらい、「ここじゃない??」って糟谷と管理人が一致して、そのうちの1つのロースターさんとの間を取り次いでくださることに。
そして、まずは一度顔合わせってことでFLAT STANDに来ていただき、私たちの現状とどんなブレンド、どんな珈琲を、どんな風に提供しているのか。また提供したいと思っているのか。そんな話を聞いてくださり、根気強く耳を傾けてくださる。
私たちがもっと珈琲のことを明確に「こうしたい」「ああしたい」っていうのがあれば、もしかしたらこのプロセスはいらないのかもしれないですね。ただ、私たちにとってはすごく大切な時間でした。
そして、私たちにとって、「焙煎すること」についての解像度が明らかに変わった日になりました。
そして、届いた「オリジナルブレンド初号機」。
①深煎りのブレンド
②中深煎りのブレンド
FLAT STANDらしいブレンド、「たまれ」らしいブレンドってどんな風かね。
どうゆう要素が欲しいか、どういう要素は入れたくないか。
どういう人に、どういうカップを届けたいか….。
私たちの言語化できない想いや感覚みたいなものを、Hさんとロースターさんが歩み寄り、汲み取ってくださり、方向性を共有したうえで、その中でのもう少し詳細のイメージの擦り合わせは、何度かブレンドをつくってもらいながら進めさせていただくということになりました。
そして1週間後に届きました、「初号機」。中深煎と深煎。
まずは自分たちなりに「いい感じ」を探っていく
Fさんにも報告、共有しつつ、自分たちなりに淹れてみる。
美味しいのはもちろんなんですが、「このブレンドの良さが最大限引き出せるのはどこなのか」「わたしたちはどういうブレンドを欲しているのか」…時間があれば、豆の挽き目を変えてみたり、お湯の投入方法を変えてみたり…記録を残しつつ、シェアしてみたり。
Fさんの手元にも珈琲豆はあるものの、「行きますよ」と。
いやぁ有難いって気持ちと同時に、申し訳ないっすーっと思いながらもここは甘えて、お願いをしましょう!!だって、「はじめてのオリジナルブレンドだし!」「だって自分たちなりに自信をもって提供したいし!」「素人なりに気持ち込めて1杯のコーヒーを提供してますし!!」ってエゴもこの局面では大事かなーと。
やっぱり提供するそれぞれにとってはもちろん、カップを受け取るダレかにとっての『おいしい』は味や香りももちろん大事。珈琲のサプライチェーンに関わるものとしてのマナーとして、美味しい作物としてのコーヒーチェリーがあり、その選別や管理を経て、その豆のよいところが最大化されるような焙煎の工程を経て、抽出をするのがフロントに立つ私たちなわけで、その責任は大きい。ですが、それと同時に来店してくれる人や、購入してくれる人とコミュニケーションをとりながら、どうやって提供するのか、どのように届けるのか、によってもおいしいって変わりますからね。場合によっては、美味しい珈琲も嫌な気分にさせるとこだってあるかもしれないわけで…
ってなことを言い訳じみて文字化しながら、「Fさんの来店を待つ」フラットスタンド界隈です。
そして開発途中の珈琲豆も体感したいって方は豆をつまみ購入することも可能!!
こちらの web shop を覗いてみてくださーい!!