オリジナルブレンドづくりvol.3 焙煎工程
いざ焙煎現場へ
とある都内某所へ。
実はこのあたりは管理人が新卒時代の勤務地周辺だったりもする(いやぁ、駐車場で寝て朝を迎えたりしてましたねー)んですけど、また表通りではなく裏通りの閑静な住宅街。その一角に数点の店舗が1階に集まっており、その1室がコーヒー屋さんになっています。この日はお店自体はお休みでして、こういったタイミングで焙煎をしているってことでお邪魔させてもらいます!!あ、そこにチャリで颯爽と焙煎のプロフェッショナルが現れましたので、準備風景から覗かせてもらいます!!
珈琲豆もそりゃたくさんありますよねー
そもそも「焙煎」って??
コーヒーの焙煎とは、『コーヒーチェリーの種子』を煎ることです。普段よく目にする茶色のコーヒー豆だけ見ているとイメージがつきにくいですが、もともとコーヒーは果実なんですよね。その種子に熱を加えて化学反応を起こして、酸味やフルーティな香りだったり、甘苦さやコクなどを形成していくわけです。下の写真の焙煎機の小窓から見えるのがほぼ生豆の状態のコーヒー豆ですねー
そして、だんだん色味が変わっていきます。
おいしいお肉や野菜も火入れの仕方でおいしくもなれば、まずくもなりますよねー。その行為がまさに行われているわけです。
どのタイミングで、どうやって熱を伝えて化学反応を引き出すのか…。もちろん、理解が追いつかないですが、そんな話も聞かせてもらいながら仕上がってくるブレンドを目にすると、一層感慨深いですねー
オリジナルブレンドをつくる意味を再考
ずっとオリジナルブレンドは興味はありましたし、「つくらないの?」とも言われていました。でも、Social good roasetersさんとの出会いがあったり、FLAT STANDとしてのお店のスタンスとしても「想いストーリーがあるもの」「そこに想いを重ねられるもの」を私たちを通じて届けたいっていう部分の方が強かったんですよね。だからこそ、自分たちで語れるものでないと基本的には店としての取り扱いはしないっていうことも頑なに守っていたります。
ってことで、今回も自分たちが信用しているプロフェッショナルにその時点での方向性を伝えた上で、自分たちなりに飲み比べ、考え、判断し、今回の焙煎士さんにお願いすることになったわけです。もちろん、すべて信頼筋ですし、おいしいんですけど、自分たちがつくるオリジナルのブレンドであり、自分たちがどういう1杯を提供するのか。私たちにとってコーヒーはどういう位置付けなのか、を考えるすごくいい機会になりました。
相談できるプロフェッショナルがいて、焙煎のプロフェッショナルがいて、もうおいしい珈琲はできるわけですよね。だからこそ、「どんなブレンドにしたいのか」「珈琲を通じて何を提供したいのか」って問いがのしかかってくるわけです。ありがたいことに、そんな素人たちに2名のプロフェッショナルが寄ってきてくれるわけですよ、時に厳しくも。珈琲やサービスのことはもちろん、今までのことやこれからのこと、個人的なことやいろんな周辺の関連すること(しないことも含む)についてもいろんな話をしました。この2名のプロに関わっていただけてホントによかったです。
ここからは「どう届けるか」
あとは珈琲豆は届きます。
ここからは、その素材をできるだけ、そのポテンシャル100%に近いカタチで提供することであり、私たちなりのスタイルで提供することであり、興味をもってもらえる方に届けることです。さらには、私たちを通じて、なにかに出会ったり、気づいたりしてもらう機会を関係性の中に埋め込むことであり、興味の入り口を常に開き続けることでもあるわけです。
とまぁ、なんかああだこうだ言い始めてしまったので、このあたりで今回は切り上げさせていただき、次回は「届け方」を軸に1本BLOGを描きたいと思います!
ではでは、オリジナルブレンドも楽しみにしていてくださいねー!!