「タマレ縁側プロジェクト」episode.6
「ミスター多磨霊園」の卒業。
何度も登場してくるんですが、やっぱりこの漢がいなくなるのは本当にデカイ衝撃だったんですよね。
「買い物どこですればいい??」
「おしゃべりする人いなくなっちゃう」
このまちでの暮らし方が変わっちゃいますもんね、ホントに。
私たちも寂しさはもちろんありましたが、「ここの家賃分がなくなると大家さんとり壊す感じじゃない?」って危機感も大きかったのが本音です。その時はまだ203にzucco roccaが入居してきたばかりのころだったし、他は全部空室だったんですよ。
そしてFLAT STANDもあんまり稼働できていない状態。
管理人のしげをは隣駅のプロジェクトで武蔵野台商店にいて、水曜日に代表の糟谷(アキノリ)が、木曜日は裏にアトリエをつくったLanternの薫さんが短時間ですが、営業をなんとか続けてくれていました。そんな中でも、少しずつイベントをやったり、coco marche vol.2もやったり…、ちょっとずつタマレの動きも出しはじめたものの、どうしようか….ってとき。ミスター多磨霊園からもいろいろ相談いただいたり、相談もしたり。
そして営業最後の日を終え、そこからは店終いの作業。
そんなときでもしっかり背中をみさせてもらいつつ、いっしょにあそびつつ…
わからないなりにやるだけ!!
フリマも月1くらいでやってみたり。
そのうちやりながらなんか楽しいことが生まれたり、楽しそうな人が集まってくるといいなぁって願ってましたよね、切に。
でもゆるーくはじめてみると思ったより盛り上がってちょっと焦りましたね。
近くのカフェや作家さん、だいたいが知った顔ぶれからはじまりますが、きてくれる人ははじめましての人ももちろん。
マルシェとは違う、ある種ダラダラした感じが欲しかったんですよねー(もちろん出店してもらうからには一定の集客も必要ですが)
で、続けてくうちになんとなくゆるーく気も抜けてきて。
その日の開催をみて、近所の人が飛び入りで参加してみたり。
短編映画の上映とかもどさくさ紛れにやりましたねー
地元野菜のJIMONO(ジモーノ)さんの入居が急遽決定!
武蔵野台商店ではじめてご一緒に!
隣駅で京王電鉄さんとのプロジェクトで運営している『武蔵野台商店』でご一緒していた『Jimono(ジモーノ)』さんとの話の中で急展開で決定!
っていうのが、私たちもオーナーさんに年内まで猶予期間をください、とお願いしていたんですよね。それで必死にはなってたんですよ。で、不動産屋さんからも問い合わせも入ってきてるよって情報もあって正直諦めかけてたタイミングだったんですよ。
私たちのことも理解してくれている、また熱い想いをもった人たちが入ってきてくれるのはめっちゃうれしいですよねー。
なのでもちろんごいっしょできることはやりながら。
コーヒースタンドしながら野菜を販売してみたり、
こどもたちが野菜の値札を書いてお店番をしてくれたり。
地域にとっても、野菜が買えるとこがあるのはうれしかったんじゃないですかね!?
『Jimono(ジモーノ)』とは??
今は業務の拡大もあり、店舗としては開けられていないのは残念ですが、地元野菜がここに集まり、ここから各売り場へと運ばれていっています。
そんなJimono(ジモーノ)さんのご紹介をちょっとだけ。
紹介がまたちょっと難しいんですが、そのあたりのややこしいことは抜きにして、「まず売り場のセンスよくない??」っていうのが第一印象っすね。主観ですが、かっこよくないすか??府中市内では府中駅前のきやき並木でも『Jimono Marche 』と作家さんたちと同じスペースでチャレンジ出店してましたよねー、もう4年前くらいですかね??んで、農家さんの名前や似顔絵があったり、なんかいい感じだなー
で、聞いてはいたんですよ、おいしいって。
でも、野菜のおいしいって言われてもピンとこない部分ないですか??たぶん違いをわかるほど野菜知らなかったり、うまい基準がとれなかったりで反応できてなかったんでしょうねー。
もちろん味以外の部分で、農家さんのことを話したり、「これはこう料理するとおいしいんですよ」みたいな話でコミュニケーションとってるってのもあるんですけど、まぁシンプルに「野菜本来の味がする!!」美味しさがあるんじゃなかろうかと。
野菜づくりのプロより野菜のプロ??
スーパーに並んでる野菜って、その流通にのせるために早摘みして移送中に熟したり、もちろん虫がついてたらNGだし、まがっているきゅうりだと規格外になっちゃったりして、あまり主張の強くないものが多い印象なんですけど、jimonoさんの取り扱いする野菜は「やんちゃ!」(これ、マジで褒め言葉)なんですよねー
「ここの農家さんの畑はもともと田んぼで土がやわらかいからこんなに柔らかく甘みも甘みも濃いんだよねー」
「ここの農家さんは本当に真面目につくってるのが野菜にでてるんだよねー」
「このほうれん草でかいんだけど甘いんだよ、めちゃくちゃ。」
って農家さんの特徴やそれぞれの農家さんの野菜の特徴も教えてくれて、
「にんじんはこう切った方がおいしいよ」
「モロヘイヤは魚介系の油との相性がいいんだよねー」
とか調理の方法まで。
これ、農家さんより確実に詳しいし、何より熱量がある!!
聞いてもないことも教えてくれたり、「どうでした?」とか「どんな風にして食べました??」とかもう買いに来たくなりますよねー
こどもたちとのコラボは絶対楽しいですよね!!
こどもたちの方が味に敏感だったり、ちょっとした疑問をぶつけてくれたり正直な分、正直な野菜たちとの相性がいいんでしょうね!?
こういうことも暮らしの中になって、野菜やその流通を通じてコミュニケーションを大切にしているから成り立つんですよねー。こどもたちが楽しそう!!
今はここは流通の拠点になっていて、府中市内外のセブンイレブンや京王線の駅中などいたるところで見かけるようになったかもしれないですね!!
LINEのアプリでも採れたて野菜の入荷情報や取り置きなども近くの店舗でできたりするみたいなのでチェックしてみてください!!
あ、あとJimono(ジモーノ)さんのロゴって何かわかります??あれ、ルッコラの花なんですって。花が咲いたら出荷の時期過ぎちゃってて農家さんとしては恥ずかしくて捨てちゃうみたいなんです。でも、たべたらめっちゃうまいやん花!!って。
もちろんおいしい野菜を届けてくれるんですけど、そういう農家さんが気がつけない野菜も食卓に届けたり、流通の都合で規格にのらないおいしいものを届けてくれるおもしろい人たちです!おいしい野菜を食べて応援しましょう!!
まだまだここのフロント機能は活かしきれていないので勿体無い!!って思っているので今後何かしら関わりながらまちの顔としてのわちゃわちゃさせたいですねー
そのときはきっとみなさんのお力をお借りしまーす!!(他力本願)
また長くなってしまいましたが、糟谷コーポラス、第二糟谷コーポの紹介は終了!!
次はいよいよシンクハピネスの紹介かなー
「タマレ縁側プロジェクト」episode.1
「タマレ縁側プロジェクト」episode.2
「タマレ縁側プロジェクト」episode.3
「タマレ縁側プロジェクト」episode.4
「タマレ縁側プロジェクト」episode.5
「タマレ縁側プロジェクト」episode.6
一期工事完成!