Laboratory Lantern のスペシャルな会 vol.2
ずっと待っていた企画も再び開催!!
もうずっと前ですよね、vol,1は。
そのときは「プロフェッショナル –Laboratory Lanternパティシエ薫の流儀-」ってようなタイトルで記事を書いてました!
その記事を見て知ってくださった方もいれば、噂話的に知ってくださった方もいたり、なんとなく「次いつやるんだろう」って空気感があったとかなかったとか。今回ももちろん会場は101のLaboratory Lantern前の共有スペースにて。
で、今回もクローズドな会。
感染対策も含めて久しぶりだってのもあり、相変わらずの少人数での開催です!
入った瞬間からいつもとは違う空間
少しムーディな感じなんだけどあったかい、ホームパーティのような、でも特別な感じの。
そんな空気感の中、パティシエの薫さんからご挨拶。
いつも緊張してるって言うけどはじまるとやっぱりプロの顔になりますよね。
前回同様に、香りをまとったペリエのシュワシュワがこれからはじまるコースの期待感をまた煽ってくれます。
今回は、「チーズケーキの」コース。
前回は、特別なチョコレートを使った何層にも、複雑に重ねられたケーキでしたねー
で、今回はチーズ。んで、コース。
どんな感じになるんだろうって思っているところに1品目。
『パルメジャーノと黒胡椒のベイクドチーズケーキ』。
クリームチーズ生地にパルメジャーノチーズを贅沢に混ぜて黒胡椒を加えて、湯せん焼きでしっとりなめらかな仕上がり。キャラメリゼしたヘーゼルナッツを散らしてほろ苦さとスパイス感もある大人のチーズケーキに。テーブルで切り分けながら説明をしてくれるんです。
雰囲気伝わりますかねー
どういうイメージで、どんなバランスでつくっているかを聞けるだけもビシビシ想いが伝わってきます。あ、適度な緊張感も。
メインの2品目は、コレ!
ちょっと素人があまり詳しく語ろうとすると安くなりそうな気がするので、そこはLanternさんに任せるとしてこちらは雰囲気をお届けすることにします!
「普段お見せするとこではないんですけど…」と遠慮気味に。
こちらは「こういうの見たいねん!!」って感じで前のめりになります!!
軽くバーナーで炙って型から外していくんですねー。どんどん没入していっちゃいます。
んで、クリームをキューっキューっって感じで無駄のない動きで流れるように仕上げていきます。
もうこのあたりは見入っちゃいますよねー完全に。
そしてホワイトチョコを削って…
何日も前から試作をして、数日前から仕込みをして…
このための材料や素材、調理器具も買っちゃたりすることなんかは言わないですが、もう食べたらわかりますよね。
この複雑な味や食感の組み合わせ!!
じっくり冷やしたりするものは前日に仕込み。当日がよいものはもちろん当日に。そして演出も含め、「おいしい」がつくられていきます!!
そしてデザート。
少人数のよいところは嫌いなものを聞けたり、好きなものを知っていたりするので、今回はちょっとずつ好きなものや要望が満たされている部分もあって、その1つが素材の無花果だったりします。
フレッシュなものとコンポートしたもの。
そこに水切りヨーグルトと生クリームでつくるさっぱりとしていて、でも濃厚なレアチーズを。
「はちみつをかけてもおいしいんですよね」って言われたらもうみんなかけますよねー
はちみつとともに魔法に魔法にもかけられてます、きっと。
「おいしいをいっしょにつくる」
あっという間の2時間。
とってもぎゅっとした濃厚な2時間。
これはここに参加した人、参加したことのある人にしか伝わらない空気感があると思います。
普段はなかなか見られない本気のプロの顔。
もしかしたらプロとしては見せるなんて考えていない部分なのかもしれない部分もこの会ではできるだけ出してもらいたい。
やっぱり、突き詰めたプロフェッショナルの仕事って素敵だし、そのプロセスに触れることでその良さがはじめて理解できたり、つくり手の想いにちょっとだけ触れることができたりする気がします。
そんな「おいしいをいっしょにつくる」ってことを共有できる贅沢な空間と時間。
それぞれの帰路や次の日にもきっとこの余韻が続いているんじゃないかなーと思いながら、また次回のことを考えちゃったりします。
感染対策もしながら、マスクをしながら、黙食にご協力いただいたご参加の皆さん。
ありがとうございました。皆さんの協力なしには成り立たない企画です。素敵な時間をいっしょにつくってくださったこと、ここに感謝の意を残させてください。