「たまれ」のスタディツアーですって!!
ここ数年で市内だけではなく、都内や県外、また個人だけではなく法人さんの研修やツアーなどの受け入れ、というフレームがありがたいことに増えてきました。そのケースごとに対応の仕方や関わり方も変わってくるんですが、こういうご紹介はまだちゃんとしたことがなかったなぁと思い、BLOGにしてみます。
リディラバさんの「越境型人材育成 Field Academy」
まず簡単にridiloverさんのご紹介を。
「社会課題を、みんなのものに。」するために、企業向けの研修、スタディツアー、メディアやイベントの運営、事業計画や政策立案まで幅広い事業を展開しています。ミッション/ビジョンに掲げている言葉をお借りすると、誰かの困りごとから「問題の発見」を行う事業、問題を「社会化」する事業、社会問題をみんなで解決すべき社会課題として「資源を投入」する事業に取り組み、社会課題の早期解決にチャレンジしている、そんな企業さんです。
(企業向け研修 Field Academy でもお世話になっており、代表の糟谷がコーポレイトサイトで記事にもしてます。あ、こっちにも書いてた)
今回は「SDGs / 社会問題スタディツアー」
「SDGs / 社会問題スタディツアー」では、「社会課題」に対してなんらかの取り組みをしている企業や団体をリディラバさんがピックアップし、申し込む学校さんが選んだところに現地訪問をしたり、ワークショップをしたり、ちょっと遠い「社会課題」をなんらかのカタチで自分ごとにもつながりそうな…そんな探究学習的なプログラム(で認識合ってるのか?)です。
ありがたいことに、今回もご指名いただき、数回の打ち合わせを済ませ、当日の受け入れまでさせてもらいましたー!!
私たちが一方的に説明をしないって伝え方で
わざわざ府中まで来てもらうって改めてすごいことですよね。
感染対策やら何やらで「ルミエール府中」からスタート!!
はじめはやっぱり、「なんでこんな活動をしようと思ったか」って話を代表の糟谷から。なんで理学療法士である自分が会社を立ち上げ、まちに飛び出していったのか…
そして、すごーく簡単に「たまれ」と呼ばれる生態系のこと、その中にある「医療」や「福祉」と人との関係性や距離感の話もするんだけど、ここは強力な2人の助っ人に投げちゃうっていう手法。(このあたりは、何度か経験していく中でなんとなく私たちなりに理解して考えた1つの答えでもある)。
Kさんには、自分が何者で、どういう想いで地域でも活動しているかを話してもらい、その中でなんとなくつながっていた関係性から実際に親族の方の相談ができ、今では訪問看護や居宅介護支援の利用者としても関わり続けているという話を中学生に向け、わかりやすく伝えてもらって。それが自分にとってどういう体験であるのか。生徒さんの立場に置き換えた時にどうなんだろうっていう投げかけでもありました。
Tさんは、地域の人から「リハビリの人で頑張ってる人いるよ」って話は聞いていたけど、実際に自分の親のことで相談が必要になったときにサポートしてもらえたことや、やっぱり地域の中でつながっていることの大切さとともに、今までもこれからも近くにケアが必要な人がいたときに、「頑張ってるね」って声をかけてあげてねって、Tさんらしい話もでていました。
2人に共通する部分もあるけど、もちろんそれぞれ違う話。生徒のみなさんにはどういう風に届いたのかな。不安な部分もあったけど、質疑応答ででてくる内容を聞くときっとそれぞれがそれぞれの理解をしてくれているのがわかりました。
きっといつもだったら代表の人が、「こんなことしてます!」「こんなことをしようと思ってます!」って流れになりがちだけど、そもそも「医療や福祉と人やまちとの境界線を曖昧に」していく活動をしていたり、そもそも「たまれ」って株式会社シンクハピネスのものでもないし、どこからどこまでが「たまれ」って曖昧。だったらその感じをできるだけそのまま感じてもらえたらいいなぁと。
それから現地の「たまれ」へ移動
そんなこんなで現地へ移動。
この時間も無駄じゃないかって話もあるんですが、実は大事な時間だと思ってまして。
どうしても「たまれ」の一部だけで盛り上がっている感として解釈してくださることも多いのですが、実は「ここは〇〇で」とか「ここの人たちともこんなことやったりして..」とかまちで会う人の反応とか、府中駅市街からの距離感とかって大事な情報だったりしますよねー
で、グループに分かれて回っていきます!
それぞれの場所のことは、それぞれの場所の運営をしている人が説明してくれます。
↓は、(株)シンクハピネスの本社(LIC訪問看護リハビリステーション、居宅介護支援事業所)ですね。
↓はCo-study space POSSE。大学生中心に運営する中高生の学びの場、は一番身近だったりするかも。
↓は、あそびのアトリエ zucco rocca 。小学生や大人もあそんで学んで、つくり続ける空間はどんな風に感じてくれたかな。
↓フラスタも。
いい質問がたくさんあって、管理人も学んでいる画。
現場体験の後は、会場を変えてワークショップへ
ホントはこっからの話も聞きたいし、質問ももっと受けたいんですが、私たちの役割はここまで。
ここからがリディラバさんと学校さんでのワークがあり、その後も何かのおりに思い出してもらえたり、ちょっとした話題になったりしてもらえたらうれしい限りです。
やっぱりこれからのことは、これからの世代がつくっていったほうがいい。
そのためには、若い世代が考えていることが絶対知りたいし、私たちがもっていない感覚をどんどん教えてもらって吸収したい。それはきっと若い人たちのことだけでもなくで、自分が知らないことや見ないようにしていることをちょっとだけ触れてみたりするだけで、なにかが変わる一歩かもしれない。
「社会課題」って言われると大きすぎて自分のことではないと思いがちだけど、やっぱりつながっているし、自分にも関係ないことではないな、って思える1つの体験になったらうれしいな、と思ったり。
では、またいつか会いましょう!!
この機会をいただいた、リディラバのみなさん、参加者のみなさん、ありがとうございました!!
そして、ご協力いただいたみなさん、ありがとうございましたー!!
ここだけの話、私たち主催でもやりたいね、って盛り上がってます!!