『ダレカノticket』

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『ダレカノticket』って??
 
このチケットは買った人が使うのではなく、ダレか(今回はこども)が使うチケットです。
購入いただいたチケットはレジ脇に貼り出され、こどもが使うことができるってシステム!
スタートが夏だったので、チケット1枚でかき氷1杯が購入できます。
のチケットはダレかのために、という気持ちが地域で循環したらいいよね「pay it forward」という気持ちで成り立ったらいいよねってことではじめてみました!
 
   
 
プレゼントはプレゼントとして
 
はじめからうまくいくとは思ってないし、企画がカタチを変えながら今ココでちょうどいい感じになればいいな、といつも思ってるんですけど、なんか今回は反応がすごくタイムリーでかえってビックリしたくらいです。
 
「フラスタ行きたいけどお金ないしなぁ」ってこども。
「こどもにも来てほしいけどカフェメニューは高い」って大人。
よくある構図で、そこにいる大人だけで解決することにもいろんな視点で無理がある。
だったら、「そういうのいいね!!」って応援してくれる人に気持ちよく参加してもらう感じにできないかなぁーってずっと考えてました。でも、なんかそのプレゼントはプレゼントであった方がいいな!と思うわけです。なんというか、見返りを求めたりしていないし、「いいな、あげたいな」ってて気持ちだけにしたい。それでクラウドファンディングでやることでもないんだよなーと。
 
イメージは、遠い国のダレかではなく、このあたりの「ダレか」くらいの距離感。わかりますかね?「これ、Aさんが買ってくれたものなんだよ」ってなると2人だけの関係になるし、もらってから想いはそんなに広がらずにすぐ結果に結びついちゃう。「これ、ダレかがダレかのために買ってくれたものなんだよ」ってなると、「誰だろう?」「なんで買ってくれたんだろう?」って想いをめぐらせたりしませんか?気持ち悪いなって人もいるかもですが、そこはFLAT STANDの関係性でカバーします!!
 
 
想いがカタチに、そのカタチがまた想いに
 
こどもたちの純粋な「ありがとう」の気持ちがカタチになったり。もちろんこれは1つのカタチで、掃除してくれたり、今までよりも「静かにしようね」って自分たちから注意してみたり…変化がすぐにでてくるもんですね。実はこのあたりもどうやってルールっぽくなく、こどもたちにわかってもらおうかってのも課題の1つだったんですよね。もちろんのんびり過ごしたい人もカフェには来ますからね。
 
で、そんなカタチをみている方がチケットを購入してくれたり、自分のお子さんがチケットで氷を買ったら、ダレカのためにチケットを買ってくれたり。FLAT STANDに来たことない人が「これでチケット買ってあげて」って言ってくれたり。いやぁ、こどもたちはすごいし、みなさん素敵ですよ!!
 
この企画自体は、映画の「PAY IT FORWARD」がベースにあるんですけど、4年前に「未来食堂のまかないチケット」にインスパイアを受け、3年前に「What’s UX !?」というFLAT STANDの企画で種ができていたものを今のカタチにしてみたものになります。新型コロナウィルスの感染拡大している状況で急速にデジタル化が進む中、①アナログ感を大事に手触り感のあるモノにするってことと、②あくまでこどもはチケットで買う行為は残す、ってのは大事にしました。やっぱり想いを馳せたりするにもまだまだ物質には力があるし、カフェで買うって体験って大事だよね、って。また、そうやってたら、チケット作るのを手伝ってくれたり、消しゴムハンコを作ってくれる子たちもでてきたり。いやぁ、ホントにみんなの企画って感じ!!
 
 
やっぱり、「お金がないから…」て理由で遠慮してこなくなったりってあるんですよね。でも、こういういろんな人がくる場所で、経済の中で、そこに関わりながら、時にはちゃんと叱ってもらえるようなところで、あそびながら学べる、そんな場になったらいいな、と思っています。もちろん、そこでは大人の学びもすんごく大きいですよ!?
 
ちょっと熱量のあまり、テキストが増えてしまいました!!
夏の終わりで「かき氷」から「モッフル」に変わっていますので、使ってみたいキッズも、買ってみたい大人の方(もちろんキッズ)もご来店お待ちしてまーす!!そのうち、BASEのweb shopにも載せたいなーと思ってますので、是非是非よろしくお願いしまーす。